2023年ありがとうございました!

CafeReoGroup

こんにちは内山田です。

ブログを読んでいただきありがとうございます。

 

本年の当社の営業は12月27日をもって終了しました。

本年もたくさんの皆様にお世話になりましてありがとうございます。

心よりお礼を申し上げます。

 

さて軽く一年を振り返りたいと思いますが、今年はなんといっても新型コロナウイルスが5類感染症に移行したということですね。

 

とにかく未知の環境下で時間を過ごした3年間となりましたがいくつもの困難のひとつが移動の制限でした。

会社自体もオンラインでのミーティングや商談に移行する中で、1月中旬に数年ぶりの海外出張となるロサンゼルスに行ってきました。目的は現地の取引先の方との挨拶と納品した商品の展開の確認でしたが、ひさしぶりの成田空港の国際ターミナルの空気はかなり感激しました。

 

この出張を機に台湾2回にカンボジア、韓国と海外出張することになりました。

コロナ禍で社内からオンラインでミーティングをすれば事足りるような状況に身を置いてしまった訳ですが、チェックインからイミグレーションまですっかりDX化されて空港の環境もかなり変化しています。

 

一方、インバウンドもすっかり活性化されてコロナ禍前の実績を挙げている取引先さんもちらほら耳にします。

 

当社のグループ会社のひとつである日本卓上開発で発売している東京タワーのミニチュア「ジオクレイパー東京タワー」は東京タワーの展望台やオフィシャルショップで販売していただいてますが月販の数量がコロナ禍前以上に伸びています。

 

当社は京都での事業にも積極的に取り組んでいるのですが、伝統工芸との連携での商品化のひとつとして「メタルブックマーク東京タワー」という商品を発売しました。エッチングの素材を加工して職人さんがひとつひとつ手作業で塗装する商品ですが納品が追いつかない程の人気となっています。

来年はこのような商品の開発も増やしていきたいと思います。

 

今年のトピックスといえば「勝利の女神 NIKKE」の展開です。
このタイトルはスマートフォンのアプリゲームとして韓国のSHIFTUP社が開発して2022年11月にリリースされました。

昨年の春ごろにちょっとしたきっかけでリリースの情報を受けていくつかのミーティングを重ねた後に当社でもグループを挙げて展開することを決めてグループ会社のひとつであるアルジャーノンプロダクトで商品化をすることになりました。まだゲームのリリース前の話です。

当タイトルは僕が社内のプロジェクトリーダーを務めて、まずは展開のロードマップ作りからスタートしました。まだティザー広告やSNSで情報が出始めたころでしたので、キャラクターの設定もありません。

 

ただ今までの仕事の経験もありますので大体の展開のイメージの中で、ゲームリリースの後からキャラクター人気を図る理由も含めた印刷系の商品で展開する「フェイズ1」から、アパレルや雑貨などの商品の幅を広げる「フェイズ2」、そしてトレーディングカードや抱き枕カバーなどコアユーザーに納得して購入してもらうための「フェイズ3」、そしてイベント展開の「フェイズ4」を2023年の展開に凝縮して昨年中にまとめて展開の許可をもらいました。

 

フェイズ1の導入にインパクトを与えるために日本国内の20店舗以上の販売店様に協力をいただきコーナー展開とキャラクター毎のスタンディパネルの設置及びそのプロモーションを動画と特設サイトを自社で作成して展開しましたが、カフェレオの営業及びクリエイティブを担当した当社ホールディングスのメンバーたちがフルで動いて実現させたことは当社ならではの動きだと思います。

 

数あるモバイルゲームのひとつですので当たるかどうかはわかりません。
そこは完全に賭けのようなものだし僕たちでは何ともできない部分もありますので、
覚悟を決めてタイトルに寄り添って展開することだけを心に決めて動いた一年でした。

 

結果として「旋風」と呼ばれるぐらいの人気タイトルとなりましたが、当社が企画した秋あたりのタイミングで実施したイベントと連動して大きな相乗効果を産み出すことができました。

 

9月に開催された「京都国際マンガ・アニメフェア2023(京まふ)」では当社が原作製作にも参加する京都の通りを擬神化するタイトル「お通り男史」の出展に伴い、別途で「NIKKE」のブースも参加することにしました。

 

「京まふ」を皮切りに『エリア防衛戦』と銘打った日本国内サーキットとして札幌福岡秋葉原京都名古屋仙台の6か所で行うこととなりました。ただの物販イベントにならないように「地域とのコラボレーション」をコンセプトに描きおろしのイラストも京都の京まふであれば「着物のコスチューム」、国内サーキットは東京であれば「東京タワー」、京都であれば「京都タワー」というように各所との調整を行った上で背景も連動させたイラストを作成しました。

 

京都での「着物」のイラストは着付けの専門家の方にチェックをしていただく念を入れるイラストに仕上げてもらいました。国内各所の展開も必要な費用を支払う上でしっかりした内容にすることを前提に進行しました。

 

国内の展開は札幌からスタートして真逆の福岡で実施し、周年記念のタイミングで秋葉原、そのあとで京都・名古屋という展開となりました。当社の担当スタッフたちの労力はかなりのものとなりましたが、コロナ禍が明けたタイミングで地方でしっかり実施することも大切だと考え、タイミングは運が含むこともありましたが結果として各地域のファンの方に喜んでいただける展開になったのではないかと思ってます。

 

1周年のタイミングとなった秋葉原と直後の京都での展開は本当にたくさんの来場をいただき大きな盛り上がりになることができました。
版元の担当のみなさまには相当な尽力と協力をいただき感謝をしています。

来年1月にはいよいよ最後となる仙台の実施となりますが、来年もファンの皆様に喜んでいただける商品を発売していきたいと思います。

 

当社の中核となる卸事業を展開するカフェレオですが、展開としては苦労をした一年でした。
当社の企業理念のひとつで掲げている「すきを仕事に変える。仕事をやりがいに変える。」というフレーズがあるのですが、このブログでも何度か書いているとおりアニメタイトルだけでも年間に300作品以上放映されており、1クールでも60~80本ほどの作品がリリースされています。

ひとつの作品に登場するキャラクターだけでも多人数に及ぶ作品が多い中で発売される商品は本当に多岐に及びます。発売までの過程の中で情報が埋もれてしまう状況の中で「すきを仕事に変える」ことは僕たちにとって重要なファクターですが、ユーザーに届かなければ「仕事に変える」意味を成しません。

 

販売店の方々もそれぞれに差別化をした展開に取り組む中で「ガンダム」「ポケモン」のようなタイトルは長年労力とマーケティングを重ねたコンテンツですので、一晩で大ヒットをあげるタイトルは10年ぐらいの周期の中で生まれるもので簡単なことではありません。

 

とはいえ今年も多くの方の協力をいただきながらさまざまなことに取り組んだ一年にはなりましたが来年は「フォーカス」に集中して継続的にファンの方に届ける展開をしていきたいと思っています。「お通り男史」のような自身が関わるタイトルやパートナー企業のみなさんと大切に作り上げることができればと思っています。

あらためて個人的なことを振り返るとコロナ禍前までは「より楽しいこと」というものを社内や友人たちと重ねてきた気もするのですが、コロナ禍の3年でじっと我慢する日々の中で、今年はとにかくひたすらに動くような感じになってしまいました。

来年は「余裕」を持って関わるみなさまともお付き合いできればと思っています。

本年も残すところわずかとなりましたがみなさまが良い年を迎えることを願っております。

 

本年もありがとうございました!

 

来年もどうぞよろしくお願いします。

 

この記事を書いた人: sho_uchiyamada