みなさま新年あけましておめでとうございます。
新年早々ではありますが元旦に発生した能登半島地震及び2日の航空機事故にて被害に遭われた方のお見舞いを申し上げると共に1日も早い復旧を願います。
地震の被害については当社グループとしても何らかの形での支援を慎重に検討して実施したいと考えています。
さて新年早々に起こった地震に関しても日本で生活をする限り震災リスクは常に起こり得る状況の中で、やはり起こりえる出来事は時も状況にもかかわらず突然に襲ってくる事だとあらためて痛感します。
以前から会社経営においても自然被害のリスクやコンプライアンスなど利益の追求だけでは賄えない環境となっています。
上記に加え人手不足も社会全体の新しい問題となっています。
年末の挨拶には書かなかったのですが、当社グループではキャラクターグッズに関わるメーカーや卸事業に加え物流事業も営んでいます。
長年の当社のパートナー企業であるエフトランス株式会社と共にCPL株式会社を共同運営して神奈川県の新杉田と幸浦に各2000坪ほどの規模感で物流センターを運営しています。
その人手不足から配達などに関わる配送業の人員が大幅に足りず宅配もふくめた物流網に大きく影響すると予測されています。
そもそも日本の経済の発展の中で宅配に関わる物流インフラは大きく起因しており、日本のどこのエリアでも短いリードタイムでものが届くという宅配便の環境は生活必需品はもちろんのことEC業の拡大に影響しています。
一方、コロナ禍も影響してEC業などの一段の拡大により、小口数は増える一方の中で物流業者の参入拡大により単価の競争が激しくトラックなどのドライバーの収入も下がっていると聞きます。運送業に関わらず仕事内容が厳しい業種の働き手が下がっている中で、人員が足りなければ対応する能力も維持することができません。
そういう将来が近い時期に迫っている中で、当社の物流業はできるだけ取引先などの同業種の会社を誘致して倉庫内移動のビジネスに取り組んできました。
おかげさまで現在は満床に近い状況ですが来るべき状況に備えなければなりません。
現在の多品種小ロットの入出荷と管理の体制からできるだけ入庫作業を行いやすく、管理スペースの効率化と配送単価を確保できる工夫を取引先のみなさんと協力しながら行わなければならないと思っています。
また予測外のトラブルに見舞われた時の社員たちの安否の確認や対応方法の指示の共有こそデジタル化をしなければなりません。
当社もシステム化に関しては様々な事に取り組んではいるのですが肝心な使い手となる人たちの理解と協力が無ければ成り立たないことを痛感しています。
年始早々、あらためて身を引き締めるような2024年のスタートとなりましたが穏やかな日々になる事を願っています。
最後に元旦の日の出を浴びるスカイツリーの写真を。
今年もどうぞよろしくお願いします!