目に見えないコストが見えることの重要性

CPL 代表_高下 2022.08.08
CafeReoGroup

皆様こんにちは。

先週はジメジメしつつも気温が少し抑えられた日があったかと思えば、またもや夏本番の暑さが襲ってきて、外出したら汗をかき、家でも動けば汗をかき、なんか常に熱いなーという日々💦

皆様も外だけではなく、屋内でも熱中症は襲ってくるので、水分補給や温度・湿度には気をつけてください。

 

さて、ここのところずっと趣味嗜好の話も続いていたので、今日は少し仕事に関わるお話を。

 

CPL(株)に倉庫運用のご相談を頂く際、全て自社で行っていたものを初めて外部委託する、というお客様もいらっしゃいます。

当然ながら、すべてのお客様に倉庫運用でかかる作業・費用について、出来る限り丁寧に、判りやすくご説明をいたします。

 

しかし、皆様どうしても気になるのは「コスト(費用)」です。

当然ですよね。物流費というのは、どうしても出来る限り安く抑えたい、と考える企業様がほとんどだと思います。

さらに言えば、今まで自社で行っていた場合、当然ですが自分たちで作業をするわけですから、支払う費用は「0円」な訳です。

お客様からも、「自分達でやれば支払う金額がないから、利益が減っちゃうからな・・・」

という声も実際に聞いたりします。

 

・・・でもちょっと待ってください。

本当に「0円」だと思います?

 

当然ですが、自社でやろうが、倉庫に外部委託をしようが、

作業は誰かがやらなくてはなりません。

という事は、そこには費用が発生しているわけです。

 

自社の場合、自分たちで行います。

という事は、自分達の時給=作業経費となります。

 

ちょっと比較してみましょう。

仮に、1ヶ月を22日間。1日8時間動労という設定にして、時給換算してみましょう。

月の給料が22万円の人  1ヶ月220,000円 → 1日10,000円 → 1時間1,250円

月の給料が44万円の人  1ヶ月440,000円 → 1日20,000円 → 1時間2,500円

 

お給料が高い方の方が、単純に時給は高くなります。

さてここで問題です。

22万円のお給料の人と、44万円のお給料の人が同じ作業をした場合、コストが高いのはどちらでしょう?

答えはすぐわかりますよね。時給の高い人の方です。

 

その人たちが自分達の時間を削って出荷作業をする事は会社にとってプラスなのでしょうか?

時給の高い方にはその時給に合った仕事があると考えます。

 

どうしても自分達で作業をすると、支払う費用が目に見えないので、そこはどうしても「0円」と考えてしまう人も多いです。

なので、今まで払っていなかったから支払うコストを安くしたい、というベクトルになるのですが、自分達で作業をしている=自分の時給がコストなわけです。

同じ時間を、出荷作業ではなく本来すべき仕事に費やせれば、もっとたくさんの商品が作れたり、アイデアを出せたり、業績UPに繋がる時間を作り出せると考えています。

 

目に見えない自分達で行う作業コスト>倉庫に委託する作業コスト

 

確かに実際には費用としてお金は支払わないですが、

「お金ではなく時間を費やしている」

ということをご理解いただければ、その時間の捻出によって他の業務が出来ない現状というのも見えてくるかもしれません。

 

倉庫を探される際には、自分達で作業をしている時の作業時間を算出して、比較して作業費用がどうなのか?というのは1つの判断基準となるかと思います。

 

もちろん相見積等で他の倉庫との比較で、単純に価格だけを比較すれば安いところはたくさんあるかもしれません。

その他の判断基準として、作業の正確性は?作業スピードは?倉庫の保管状況は?立地は?対応の柔軟性は?等さまざまな各社様の判断基準があると思いますので、各社様にとって必要な要素を重要視して、判断していただければと思います。

 

倉庫をお考えになる際の参考になれば幸いです。

以上、CPL(株) 高下でした。

この記事を書いた人: 高下 直康