ろくろくろ

CafeReoGroup

お疲れ様です。7.5です。
今回は「ろくろ」を回してきました。

 

お邪魔したのは、茨城県笠間市にある[笠間工芸の丘]です。
「眺める陶芸から楽しむ陶芸へ」というテーマの通り、笠間焼の展示やショップ、カフェでの食事など、自然のなかでアートと食をまるごと味わえる複合施設です。
施設内にも見どころがたくさんありますが、今回の最大の目的は事前に予約していた「ろくろ体験」。

受付を済ませて工房へ足を踏み入れ、いざろくろの前にスタンバイしました。

 

物理世界には「Ctrl + Z」が存在しない

ろくろ体験は人生初。回す前の土は思いのほか冷たくて硬く、水を含ませながら少しずつ形を整えていく作業は、何年かぶりに泥遊びをした子どもの頃の記憶がよみがえるようでした。

 

ペダルを踏むとろくろが回転するのですが、このスピード調整が想像以上にシビアです。
回転が遅すぎると土の形はピクリとも変わらず、逆に早すぎると遠心力に負けた土がちぎれて彼方へ吹き飛んでいきます。

 

指先の感覚もかなりシビアで、ほんの数ミリの力の入れ具合だけで、器の形も厚みもガラリと変わってしまいます。

 

そして最も恐ろしかったのが、「一度歪んだら、簡単には元に戻せない」という現実でした。
普段のPC作業なら、どんな大事故を起こしても『Ctrl + Z』を連打すれば直前の状態へ戻せます。しかし、どうやら現実の物理世界にはその神コマンドは実装されていないようでした。

 

慎重すぎてもダメ、思い切りが道を拓く

先生からは「最初の土台作りをしっかりやらないと、後の工程で全部崩れますよ」と念を押されました。
土台がすべてなんだなぁ……と身構え、恐る恐るゆっっっくり回していたところ、先生からすかさずツッコミが入ります。

 

「それじゃ遅すぎて形が作れないよ! 体験時間も終わっちゃうからね!」

 

当たり前ですが、体験には制限時間があります。慎重になりすぎて時間を使い果たすわけにはいきません。
覚悟を決めて思い切って回転速度を上げてみたところ、遠心力と指先がうまく噛み合い、意外にも綺麗に土が立ち上がってくれました。
時には思い切りって大事だなと妙な教訓を得た瞬間でした。

 

泥まみれの格闘の末に生まれた器たち

そんな泥との格闘の末、職人さんの手で焼き上げていただき、手元に届いた完成品がこちらです。

陶器集合

 

個人的な一番のお気に入りはこれです。
色、大きさ、手への収まり具合、どれをとっても理想通りに仕上がりました。

陶器1

 

他の器たちも愛着が湧いているのですが、陶器は焼くと水分が抜けて縮むため、思い描いていたサイズ感よりも一回り小さく仕上がりました。陶器234結合平らなお皿も、よく見れば「銀座あたりの高級和食店で出てくるタイプのお皿」に見えなくもない気がしています(そんなお店に行ったことはありませんが)。

 

何はともあれ、大人の泥遊び、総じて最高に楽しかったです。
一日中キーボードばかり叩いている私にとっては、デジタルから完全に離れて手先と土だけに集中する時間はとても良いリフレッシュになりました。

 

もし体験に行かれる際は、「絶対に汚れてもいい服」を着ていくことを強くおすすめします。

 

そして次回ろくろを回すときは、作業中の勇姿を記録してくれる専属カメラマンを連れて行こうと思います。

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