ウーパールーパーについて

カフェレオ 2022.05.25
CafeReoGroup

こんにちは、はじめまして。
ペンギンくんと申します。

今回はタイトルにもある通り、ウーパールーパーについて話していきます。
皆さんには是非魅力を知ってもらい、いずれ両生類全般に興味を持ってもらえればと思います。

 

ウーパールーパーの写真
ウーパールーパーの成体

★ウーパールーパーについて
メキシコサンショウウオ(Ambystoma mexicanum)
両生綱/有尾目/トラフサンショウ科/トラフサンショウウオ属
分布:メキシコ

 

和名はメキシコサンショウウオといいます。
『ウーパールーパー』という名が親しまれていますが日本以外では通じません。
某有名カップ焼きそばのCMでこの愛称が知れ渡ったと言われてます。
外見の大きな特徴は頭の左右に3本ずつ生えている外鰓です。この外鰓を利用して呼吸をしています。

また、名前を聞いて写真のような見た目を想像する方が多いかと思いますが、こちらはペットとして品種改良された個体です。野生のメキシコサンショウウオはかなりワイルドな姿だったりします。(是非検索してみてください)

 

★幼形成熟(ネオテニー)について
ウーパールーパーが幼形成熟というのは最大の特徴です。幼形成熟とは幼い頃からの特徴を持ったまま大人へ成長する種の事を指します。外鰓があるので想像しやすいですよね。
同じ両生類のカエルと比較してみます。カエルはオタマジャクシ(幼生)からカエル(成体)へ変態する間に鰓が徐々になくなり、鰓呼吸から肺呼吸へと変わります。
対してウーパールーパーは変態せずに幼生から成体へ成長しても外鰓を使い鰓呼吸をして水中で生息します。
幼形成熟のトラフサンショウウオ科のことをアホロートル(axolotl)と呼ぶこともあります。
少し難しく感じるかもしれませんが、私たちに身近な生き物でいうと猫や犬も該当します。

 

★再生力がすごい
ウーパールーパーの語る上で外せないのは驚異的な再生力についてです。
足や目、心臓などといった体の一部、そして更にすごいのが骨や神経までも再生することができます。
再生のメカニズムは未だ解明されていない事が多いですが、再生医療分野への応用に注目されています。

 

★最後に
ここまでウーパールーパーについて話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
何を考えているか分からない、何とも言えない顔立がとてもかわいいですよね。あと外鰓をぱたぱた動かしていたり、水中にぷかーっと浮いていたり、行動が不思議で魅了される人が後を絶えないのでしょう。私はよく顔の前に自分の指を出して噛みつかれたりするのが好きでした。
ペットとして未だ人気が高いウーパールーパーですが、自分で飼うと決断した以上途中で飼育を投げ出したり捨てたりはしてはいけません。(ウーパールーパーだけの話ではありませんが)
幸せにしてあげられないのなら飼わないべきですし、もし飼うのであれば最後まで責任をもって大事にしましょう。

また、今までお話ししてきた内容は私が学生時代に飼育するうえで当時調べた内容となっています。情報が古かったり間違っている部分があるかもしれません。楽しむ程度に記事を読んでいただけますようお願い致します。

以上、ペンギンくんでした。

この記事を書いた人: ペンギンくん