仮の姿は営業マン、真の姿はプロデューサーPiです。
いくつになってもトレンドには敏感でいたいと思いながら、どんどんついていけなくなる。
服装や、メイクも定期的に雑誌やYOUTUBEでチェックしないと自分だけいつの間にか何シーズンも前のトレンドでびっくりする。
情報は瞬きしている間にTikTokやインスタで更新される。
学生の時は息を吸うようにチェックできていたSNSも、いつのまにか眺めることすら疲れてできていなかったりする。
ツールもメール、mixiからTwitter、LINE、Facebook、Instagram、TikTokと移り変わる。
流行りにあわせてアカウントを登録して、いくつもあるアカウントは気づけば全く管理できていない。
私は所謂、秋葉原や中野を聖地としていた世代のオタクくんだけど、Z世代のオタクくんを見ていると時代と供に<オタク>も変わっていっているな~と感じる。
まずオシャレでスタイリッシュになっている!という外見的な部分もある。
それに世間的にも<オタク>はマイナスなイメージから、<好きなものがあって楽しそう>と思われたり、<人を応援する活動=推し活>としてすごくプラスに捉えられているし、あえて<推し活>を探して楽しむ時代になってきている。
そんなZ世代オタクくんたちは<みんな持ってるから欲しい><みんなと同じものが欲しい>の時代から、より<オリジナリティ>や<自分らしさ>を主張するようになったような気がする。
例えばカスタムグッズの需要が増えたり、自分なりにコラージュしたものをSNSに投稿して楽しんだり。
以前は<無限回集>と呼ばれ、同じアイテムを大量に欲しがり、よりたくさん集めることで推しへの愛を表現することが主流とされていたが、今は一つを大切に飾りつけて、自分らしいスタイルで自由に推しへの愛を表現しているように感じる。
<マウント>というマイナス要素が軽減され、数より質という考えなのだろう。
Z世代の特徴として、毒舌や皮肉といったマイナスな話題ではなく、明るく元気になれるようなプラスな話題が好まれるらしい。
ジェンダーレスも進み、<人と違って当たり前><個々の個性>を認めて肯定する社会になりつつある。
<否定>ではなく、<肯定>の時代。
Z世代、推せる。
じゃあ本当にこのトレンドにあった商品が今流通しているのだろうか?
「以前はこれがすごく売れた」
仕事中によく聞くワードだけど、それは<以前>であって<今>じゃない。
スマホだって寝ている間にアップデートされる時代。
いつまでもアップデートされない考え方だと取り残される。
「おばさんだから」「若者の好みはわからない」、じゃ売れるものは作れないし、売れる戦略なんて思いつくわけないんだよなあ。
いつだってふんぞり返っていちゃいけない。
そして企業も新卒や学生、もっと若い子のアイディアを大切にし、不格好でも多少詰めが甘くても、より多くの声を取り入れるべきなんだと思う。
「大人」だからといって勉強すること、興味を持つことを辞めちゃいけないなって思う。
時間がないからといって情報収集を怠るとおいていかれる。
いつまでも気持ちも、考え方も、若くいたい。
そして、時には疲れてしまって置いていかれちゃった自分も<自分>と、肯定してあげれるようなZ世代マインドで過ごしたい。
